サイドバートップに「近況報告」を新設しました

nanoベルトサンダー 選定・購入編


  • Aliexpressから画像URLで引用
  • これが改造前のオリジナルの状態
  • スプリングの位置にご注目ください!

概要・選定条件

  • ベルトサンダーは木材,アルミニウム,アクリルなど切断したときに生じるバリを取ったり,角を丸めたりするのに重宝する
  • サンドペーパーでできないこともないが,比較にならないほど効率的でかつ直線を出しやすい
  • 同じような用途にディスクサンダーもあるが,小物ワークに対してはベルトサンダーにアドバンテージがあると思う
  • 選定にあたっての重要条件の一つがベルトである.当然消耗品なのでいつでも購入できるものでなければならない.換言すれば,Amazonで取り扱いが多いもの
  • 具体的には,長さ330mmのもの.幅は,おそらく最大30mmと思われる.この条件なら,たくさん見つけられる
  • 次は,モーター.ベルトサンダーのプーリーは,見る限りモーターシャフトに直結されるの,できるだけパワー(トルク)があるモーターが望ましい
  • そうすると,895一択となる.さらに,電源は24Vであること
  • 作業台(天板は12mmコンパネ)に容易に固定できるよう改造可能な形態であること
  • 集塵用のホースを容易に取り付けられるような改造が可能な形態であること
  • 以上の条件をAliexpressで探した見たところ,いくつかのタイプがあった
  • ベルトを押し付ける台の部分なのであるが,水平~垂直間で使えるものを選んだ
  • 電源なしのモデルで2022/11/3時点で 送料込みで¥8057であった
  • 手のひらに楽々載せられ,棚にのっけておけるサイズである
    nano工作機械の一員としてnanoベルトサンダーと呼ぶことにする

商品到着,そして・・・

  • 2022.10.20オーダー,2022.11.06配送 となる
  • せっかちなので,とりあえずnano工作機械シリーズ用の24V電源へ接続
  • この電源にはフットペタルで使用可能となる機構を組み込んである.突入電流からフットスイッチを保護するため,リレーが組み込んである.また,過電流対応でヒューズも組み込んである
  • この電源については,記事にする予定です
  • で,早速接続しペダルを踏むと回らない.数秒後異臭とともに煙が・・・
    フットペダルのいいところは,このような緊急事態に即応できることである
    ヒューズが切れることもなく,もちろん電源の損傷もなく無事であった
  • 結論から言うと,本ベルトサンダーの電源スイッチの端子がむき出しのため本体付属のスプリングに接触し,ショートしたのが原因であった
  • スイッチ電極の真下に配置される設計のため,当然こうなる.メーカー側もこうなることは承知しているからと思われる”工夫”がしてあった.スイッチとスプリングの間に紙片が挟んである.うろ覚えであるが,接着等はされていなかった
  • 開封直後,よくある商品保護のための緩衝材かと勝手に思い込み,速攻引き抜いて捨てた覚えはある
  • 当時は本ブログは未開設のため,画像データはない.悪しからず.一般的には初っ端からこんな状態では,冷や汗や後悔,怒りなど様々な感情がわいてくると思うが,そこはアリエク廃人の私としては,大喜びであった.ブログネタにできるとかではない
    単に改造ができる喜びである.期待を裏切らないAliexpress様様である
  • ベルトは#320が装着されてくる.そのほかに10本付属してくるが,なぜか#600が3本ついてきた.だったら,#240を入れてほしかった.試しに使ってみて使用頻度が多いのがわかったらAmazonで番手別に購入可能である
  • 装着時には,装着方向があるので注意する.裏面に矢印がある.とっちでも良さそうな気がするが素直に従っている

  • この画像は改良後に撮影したものです
  • 本来は右側から本体のプレート角穴に差し込んであるものであるが,説明のため左から両面テープで固定した状態
  • スプリングが見えるが,オリジナルでは本体プレートの左側にある.本ページ冒頭の画像を参照
  • 改造は別記事で

使えるように改造する 【電源回りの改造】

  • 電源スイッチと電源ジャックを取り外し外付けとした.取り外したパーツ達は3Dプリンターで製作したケースに装着する
  • 電源スイッチは,ベルトの回転?方向を変える機能がある波動スイッチである
    真ん中でOFF,ONで正転/逆転で回転スタートとなる.これはこのまま,いや電線を太くして流用した
  • 電源ジャックはしっかりとしたもののようなので,これも電線を太くして流用
  • 回転制御も行いたいので,自作(といってもケースに入れただけ)のコントローラーを中継して使用する
  • ベルトサンダーは電源とモーターが直結されるのだが,モーター負荷が大きいので電源OFF時のフライバックが大きい.そのため,電源を傷めてしまうので,その対策の意味もある
  • ケース内へ入れたモータースピードコントローラーは,ソフトスタートでさらに安心である
  • 配線はそこそこ大きな電流が流れるため,太めの電線,圧着端子使用など配慮した
  • 圧着端子は締めすぎるとちぎれるし,足りないと電線が抜ける.過去に何度も痛い目を見ているので,専用工具を購入した.これでOKというところで,ハンドルが開いてくる.もっと早く買っておけばよかった.が,お高いのが玉にキズ