- nano旋盤の記事が長くなるため別記事とします
- GKTOOLSのギアボックスアセンブリZ004MTSのモーターは550 60W である.12V駆動なので5Aというスペック
- 詳細は【TOOL THE FiRST のパーツ解説】をご覧ください
- 実際に旋削を行ってみると,チャックが軽量のアルミ製であることに不満が出てくる.もっとしっかりしたチャックを探してAmazonやAliexpressをサーフィンしていると,SAN OU 製のものが多くみられる.いかにも剛性がありそうなスチール製のかっこいいやつである.
- 今でもほとんどわかっていないが,当時はもっと知識がなく,4爪でスクロールチャックというのは素晴らしいものだと思い込み,とにかくほしくなり,K02-50 という製品をAliexpressで購入することにした
- このチャックはM14ネジが切ってあるため,主軸もM14のネジが切ってあるものである必要がある.できるなら中空シャフトが望ましい.ちなみに,ギアボックスアセンブリの主軸はM12ネジである
- そこで,シャフトの換装が必要となる.それには,主軸・シャフトを支えるベアリングの交換も必要となることが分かった.これが一番のネックとなると思う
- Aliexpressから購入したパーツとしてが以下のものである
- ・中空M14x1mm M14 150ミリメートルスピンドルシャフト
- ・15268-2RSボールベアリング
- ・12V 15000RPM RS570モーター ※もし購入する場合はこちらの570モーターがおススメ
- ・K02-50mm
- 以上のバーツをギアボックスアセンブリヘ組み込んだのであるが,当ブログを開設予定がない時期であったため,作業の画像がない
- なお,nanoフライス盤プロジェクトでも主軸シャフトの換装を行うべく全てのパーツは揃えてあるので,そこで詳細を公開します
- nano旋盤の主軸換装の反省を踏まえてお役立ち情報とすべく準備中である
- ベルトの規格はGT2.長さは190mm を選択した
- モーターのタイミングプーリーは15Tと20T
- 主軸のタイミングプーリーは60Tと70T
- nano旋盤の主軸ボアは15mm,nanoフライス盤の主軸ボアは12mm.比較で撮影した
- タイミングベルトは6mm幅を使っていたが,今回パワーアップのため10mm幅へ変更した.こうしてみるとずいぶん丈夫そうに見える
- 長さはモーターの中心と,主軸の中心を50mm として,こちらのサイトで計算した.便利・感謝!
- あるいは,こちらも使いやすい
- 今回採用したのは 15T と 70T.モーターの最高回転数は15,000 r.p.m である
- よって,主軸の最高回転数は 15 ÷ 70 × 15000 ≒ 3214 r.p.m
- モーターは60W→65W へとパワーアップさせ,減速もしているのでSAN OU K01-63 を回し切ってくれそう
- 主軸は外径15mm,内径8.9mm ,長さ150mm のものがベストフィット
- ベアリングは外径26mm,内径15mm のものとなる
- 力ずくでハンマーで主軸をたたいて取り外した.ベアリングは再使用する予定はないので
- そして,Aliexpressで購入したベアリングを叩き込み,主軸も叩き込んだ
- 当ブログ開設の予定はなかったので記録はない.悪しからず
- nanoフライス盤の主軸交換も,基本的に同じなので,その際はしっかりと画像を残し,公開予定
- スクロールチャックはM14ネジで,ねじ込むだけなので容易に換装できる
- K02-50mm が良さそうなので迷わず購入したが,心ブレがひどい.4爪なので調整しやすかろうと,ワークをプラスティックハンマーで叩いたり,いろいろと試してみたが結局心ブレはほとんど改善しなかった
このままでは使えないとしばらく放置 - いろいろ考えて,ぶれるのは直径が小さいことがネックになっているのではと考えるようになる.大きいほうが製作する上で精度を出しやすいことは容易に想像できる
- そこでAliexpressでSAN OU K01-63を購入.到着早々,Amazonで購入しておいた尾崎製作所のダイヤルゲージで計測してみると案の定,はるかに心ブレは少なかった.たまたま精度の出ている物を手に入れることができた可能性はあるが.いずれにしても結果オーライ
- しかし,もっと精度は出ないものかと試行錯誤.ダイヤモンドのビットで爪のトリミングを行うことにした
- 【K01-63 & K02-50 の心ブレ調整してみた】をご覧ください